未知なる世界と出会う —英国アール・ブリュット作家の現在(いま)
国内外のアール・ブリュット動向において、「長く活躍を続ける作家」と「近年発表の場を広げつつある作家」をさまざまな角度から紹介する展覧会シリーズの第 4 回目
2025 年 6 月 21 日(土) ~ 8 月 31 日(日)
イベント日数: 62 日間
※ 2025 年 6 月 23 日(月) と 2025 年 6 月 30 日(月) と 2025 年 7 月 7 日(月) と 2025 年 7 月 14 日(月) と 2025 年 7 月 22 日(火) と 2025 年 7 月 28 日(月) と 2025 年 8 月 4 日(月) と 2025 年 8 月 12 日(火) と 2025 年 8 月 18 日(月) と 2025 年 8 月 25 日(月) はイベントが開催されません。場所: 東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室 1・2、交流スペース
「アール・ブリュット ゼン&ナウ」は、国内外のアール・ブリュットの動向において、長く活躍を続ける作家と、近年発表の場を広げつつある作家を、さまざまな角度から紹介する展覧会シリーズです。
4回目となる今回は、英国の作家を取り上げます。
1940年代にフランスで提唱されたことばである「アール・ブリュット」は、1970年代にはイギリスで英語訳され、「アウトサイダー・アート」という呼称が生まれました。
本展では、英国を拠点にアール・ブリュット/アウトサイダー・アート分野のキュレーター、プロデューサーやギャラリストとして活躍するジェニファー・ギルバート氏をゲスト・キュレーターに迎え、「未知なる世界と出会う —英国アール・ブリュット作家の現在(いま)」を開催します。
マッジ・ギルやスコッティ・ウィルソンら、長きにわたり知られてきたアーティストから今後の活躍が期待される日本初紹介のアーティストまで、幅広い世代の11名のイギリスのアーティストを紹介する機会です。
本展が未知なる世界との出会いの場となれば幸いです。
開館時間
11:00~19:00
※8月15日、22日、29日の金曜日は、サマーナイトミュージアムにつき 21:00まで開館
休館日
月曜日 (7月21日、8月11日は開館)、7月22日、8月12日
入場料
無料
ゲスト・キュレーター
ジェニファー・ギルバート(ジェニファー・ローレン・ギャラリー)
出展作家
マッジ・ギル、アンドリュー・ジョンストン、ナイジェル・キングスベリー、カーラ・マクウィリアム、ターザ・マイルハム、キャメロン・モーガン、ジェシー・ジェームズ・ネーゲル、ヴァレリー・ポッター、キャシー・ウォード、テレンス・ワイルド、スコッティ・ウィルソン(アルファベット順)
グラフィック・デザイン AD 三木俊一 デザイン 廣田萌(文京図案室)
協力
ジェニファー・ローレン・ギャラリー
後援
ブリティッシュ・カウンシル
主催
東京都渋谷公園通りギャラリー(公財財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館)
展覧会の見どころ
①英国の多世代・多様なアール・ブリュット作品が集結
マッジ・ギルをはじめとした英国アール・ブリュット分野のレジェンド作家のほか、日本初紹介となる新進気鋭の作家の作品も多数来日。
英国人キュレーターが注目する幅広い世代の作品を紹介することで、英国アール・ブリュットの現在地を映しだします。
絵画に立体作品、素材や手法も様々な11名の作家それぞれの、緻密で繊細かつエネルギッシュな表現は見ごたえがあり、独自の作品世界にひきこまれます。
②白黒の部屋とカラフルな部屋、2つの展示室
出展作品を白黒の作品とカラフルな作品で分け、2つの展示室で紹介。
白黒の作品が並ぶクラシカルな雰囲気の部屋では女性がモチーフの作品のほか、優美で有機的な形や線が印象的な作品が展示されます。
一方で、カラフルでポップな印象を受ける部屋では、不思議な生き物や、どこか懐かしいカメラなど、多彩なモチーフの作品が並びます。
印象の異なるそれぞれの展示室で、想像力をかきたてる作品をお楽しみいただけます。
③ゲスト・キュレーターが来日、関連イベント開催
■ジェニファー・ギルバートによるオープニングトーク(日英通訳、手話通訳付き)
日時:6月21日(土)15:00-16:30 英国でのアール・ブリュット分野の状況や作家支援活動について、ギルバート氏が話します。
■ジェニファー・ギルバートによるギャラリーツアー(日英通訳、手話通訳付き)
日時:6月22日(日)14:00-15:00
■英国のアール・ブリュットを知る動画や資料の展示
交流スペースでは、作家本人が語るインタビュー動画や、作家が活動する英国のアート・スタジオなどをご紹介します。