令和 7 年 2 ⽉ 18 ⽇
公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団
報道関係者各位 東京都写真美術館
恵⽐寿映像祭 2025 第2回コミッション・プロジェクト特別賞受賞者決定!
⼩森はるか ⽒が受賞
東京都、公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団 東京都写真美術館、⽇本経済新聞社は、恵⽐寿映像祭 2025 において、令和 7 年 1 ⽉ 31 ⽇(⾦)〜3 ⽉ 23 ⽇(⽇)(※⽉曜を除く)まで、「第 2 回コミッション・プロジェクト」でファイナリストに選ばれた⼩⽥⾹、⼩森はるか、永⽥康祐、牧原依⾥による新作を東京都写真美術館 3Fで展⽰しています。
2 ⽉ 14 ⽇(⾦)に最終審査を⾏った結果、「第 2 回コミッション・プロジェクト 特別賞」に⼩森はるか⽒が決定しましたので、お知らせいたします。
【受賞者コメント】
⼩森はるか
特別賞をいただき、ありがとうございます。
撮影を始めてから 10 年近く経ってしまい、外に出すことへ怖気づく気持ちの⽅が⼤きくなっていた作品ですが、ファイナリストに選んでいただき、今回発表できたことを感謝いたします。
審査委員のみなさんから'途⽅もない試み'という評価の⾔葉を贈っていただいたことを、しっかりと受け⽌めます。
またファイナリストである牧原依⾥さん、⼩⽥⾹さん、永⽥康祐さんの新作と共に発表する機会を得られたのは、最も刺激的で幸運なことでした。
関係性の中で⽣まれていく「記録」に終わりはないのだと勇気づけられました。
そして、ここまで付き合い続けてくださった旗野秀⼈さん、撮影から展⽰・上映にいたるまでに協⼒してくださったすべてのみなさんに、深く感謝しています。
【審査コメント】
「第 2 回コミッション・プロジェクト」で制作を委嘱された 4 名の作家の中から、さらに「特別賞」を決める審査会を、2025 年 2 ⽉ 14 ⽇(⾦)に東京都写真美術館で開催しました。
4 名のファイナリストは、それぞれ⾃⾝の⾔葉で作品のコンセプトや完成までのプロセス、コミッション・プロジェクトに参加した感想や成果について、審査委員に説明しました。
4 名の作品全てにおいて、リスクを恐れずに新たな挑戦がみられ、各ファイナリストのこれまでのフォーマットから抜け出そうとするような試みが感じられました。
それぞれが抱えている今後の挑戦がありつつ、⾮常に誠実であり、エネルギーに満ちた作品で、期待を上回る作品ばかりでした。
特別賞は、《春、阿賀の岸辺にて》で、ドキュメンタリー映画《阿賀に⽣きる》(1992 年/佐藤真監督)の発起⼈であり、50 年間新潟⽔俣病の患者に向き合ってきた、旗野秀⼈⽒に寄り添い、その⼟地の記憶の継承に挑んだ⼩森はるかさんが選ばれました。
⼀⾒シンプルなドキュメンタリー映画の形式をとりつつ、さまざまな世代の⼈々や時代を結び付ける試みや、既制作の作品と連続性を与えるなど多⾯性のある制作姿勢は途⽅もない試みであり、かつ独創性に富むという評価を得ると共に、極めて実験的で映画館のみならず、美術館での映像展⽰の展開を期待したい、という審査委員の思いが受賞理由の⼀つとなりました。
審査委員:沖啓介(メディア・アーティスト)、⻫藤綾⼦(映画研究者、明治学院⼤学教授)、レオナルド・バルトロメウス(⼭⼝情報芸術センター[YCAM]、Gudskul Ekosistem キュレーター)、メー・アーダードン・インカワニット(映画・メディア研究者、キュレーター、ウェストミンスター⼤学教授)、⽥坂 博⼦(東京都写真美術館学芸員、恵⽐寿映像祭キュレーター)